[平成19年(2003)12月20日発行会報第03号から]
副会長 長澤 宗幸
会員の体験と知識、多摩美の森の収穫物を使て、西生田小学校と金程小学校で進められてる“総合的な学習”に協力し体験授業を行いました。
< 西生田小学校3年生 42 名 2日間の学習>
①麦の学習と麦茶作り
施日;10 月 15 日(水) 調理室
畑で穫れた3種類の麦を前に、名前のクイズ票を行いました。その後、大麦、小麦、ビー麦の特徴を学習。またその麦わらでストロー作ってみました。
その次に4班に分かれ、フライパンで大麦をると、調理室には香ばしい香りが広がりました。大きなやかんにそれを入れて、自分たちで作った麦茶を試飲しました。炒り麦をそのまま食べても美味しいと感動の声がありました。
②そばの学習と作業体験
施日;10 月 17 日(金)第 3・4 時限
健康の森”近くのそば処“檪”に集合し、その花(赤・白)を見た後、そば屋のご主人のそ打ち実演ならびに説明がありました。
学習の場を“健康の森”に移し、鎌を持ってそばを刈りとり、そばの実を収穫しました。その後、それをすりこ木で、そば粉、胚芽、そばに分ける作業をしました。最後に、せんべいそば茶のおやつで、野外学習を終わりました。初めての体験に 、みんな目を輝かせていました。
< 金程小学校5年生 63 名 麦茶と麦こがし>
施日;10 月 22 日(水)3・4 時限 調理室
多摩美の森の会でやってきた麦の栽培・収穫までについて学習しました。その次に、6班に分かれ、麦茶作りをしました。まず、フライパンでじっくり麦を炒り、こげていい香りがしてきたところで、一部をティ-バックに詰めました。それをやかんにいれ、麦茶を作り、みんなで飲みました。残りのこがした麦は、石うすで粉引きしました。全員が5回以上、石うすをまわしました。
次いで、麦こがしの試食をしました。まず粉と砂糖を混ぜた状態で試食、これは香ばしい香りがしました。次に湯で練った状態で試食をしました。生徒たちは活き活きと作業しており、私たちも嬉しくなりました。
## 西生田小学校児童からお礼の手紙 ##
◎多摩美の森の会さんへ;3年生・女子生徒
わたしは、ビール麦はどれなのか、六じょう麦ってなんだろう?とか、知りたいことがたくさんあったけど“多摩美の森の会”の人たちが、わたしでもすごく分かりやすいように教えてくれたので、すごくべんきょうになりました。手作りのむぎ茶は、はじめてのんだのでとてもおいしかったです。家に帰ってわたしの家にあるむぎ茶とくらべて見たら、手作りのむぎ茶はかおりもいいし、あじもぜんぜんちがうので「そば茶グループ」でほんとうによかったとおもいました。そば茶は、はじめてのんだのでこういうあじなんだ、ととてもかんしんしました。
◎多摩美の森の会さんへ;3年生・男子生徒
そば畑のそばをからせてくれてありがとうございました。そば茶はふつうのお茶とちがっておいしかったです。そばやさんで、そばをうつのをじっさいに見れてうれしかったです。
あと、そばのみが三角であったことをりました。また、そばのみをするのもたのしかったです。本当にありがとうございました。