中谷 一郎 [平成27年(2015)05月31日発行会報第44号から]
3月7日(土)麻生市民館に 225 名余の方々が集い、充実した内容で開催されました。
第1部は、オープニング演奏夏蒐なつかり 太鼓に始まり、多田区長のご挨拶。続いて小学生の「私たちが身近な自然や畑から学んだこと」の発表は、西生田小5年生「多摩美の森の体験活動」、百合ヶ丘小給食委員会「はじめて食べた、僕たちの町の万福寺にんじん」、東柿 小6年生「里山をみつめて」、南百合ヶ丘小4年生「やすらぎの森 研究レポート」、金程小5年生「育て・わたしたちのお米」で、すべて独自性があり素晴らしい発表でした。
とくに西生田小の当森での環境学習は当 会の協力で長年継続しており、この体験を通 じ、地球温暖化を防ぐためにも身近にある里 山を大切に守りたいという子供たちの意気込 みを感じ、活動の励みになりました(写真)。
第2部は猪瀬麻生市民館長のご挨拶で開始。パネルセッション「足元の自然に気付く繋ぐ」は、里地里山ナチュラリスト育成講座とあさお里山こどもクラブの指導をされた堂前雅史・高橋英・高柳芳恵・石井よし子各氏により、身近な自然の話題がいっぱいでした。
とくに西生田小の多摩美の森での体験学習を毎回指導してくださる高橋英氏(自然観察指導員)のお話は、新百合丘駅からすぐ近くの「こやのさ緑道」は開発され 40 年だそうですが、植栽樹アカシデ・シラカシなどの中にどっこい自生種である生物たち、キンラ ン・ギンラン・ムラサキシキブなどが逞しく生きており、それを管理する人達が今いないとのことで、身につまされる内容でした。
次に展示 30 団体余によるトークリレーがあり、交流タイム、私たちのホツとする風景写真展表彰式、地元農産物の紹介があり、和やかな中に意義あるフォーラムでした。