会報37-4 菅地区特産「のらぼう」の栽培に チャレンジしています

畑の管理分科会 中谷 一郎 [平成25年(2013)01月31日発行会報第37号から]

img1299多摩区菅地区「菅のらぼう保存会」の高橋孝次会長のご好意で、初めて「のらぼう菜」の苗 100 株を分けていただきました。高橋会長さんは多摩区の多数の小学校で、のらぼう保存のために教えておられ、川崎市農業技術支援センターでも講演されています、その忙しい中、「多摩美の森でも育てて地域の子供たちに見せたい」という私たちの思いを叶えていだだきました。

のらぼうはトルコ原産で、日本には奈良時代、遣唐使がもたらしたとされ、大麦・小麦などとともに作られる冬野菜で、小松菜などアブラナ科の仲間です。菜種油採りや薬草として使用され、菅地区に伝わったそうです。高橋さんから畑で実際に、土の深さ、作間・株間などの指導を受け、後日定植しました(写真)。寒肥も3回はやるようにしたいと思います。

のらぼうは今、1月 14 日の大雪と寒さの中、葉の緑色をグンと濃くし、根を深く張り体力をつけて春を待っています。2~3月から花茎(とう)の収穫が可能で、1株で5回くらい収穫ができるそうで、楽しみにしていますが、さてどうでしょうか。また花が咲きタネが採れるのも楽しみです。初めてのチャレンジなのに、欲張りすぎでしょうかね。ご期待下さい。