木村 信夫 [平成16年(2004)06月30日発行会報第5号から]
草刈機は、むきだしの刃が1秒間に 100 回転もの高速回転をする機械で、手足に当たれば軽く切断され、また跳ね飛ばした石が目に当たり失明などという事故が絶えません。
小生の郷里での事故例。作業中「おじいさーん、お昼だよ」と声をかけられ、機械ごと振り向いたとたん、そばまで来ていた愛妻のお腹に回転刃が接触。長期入院して治ったものの、穏やかな老後の日に悲しい事件でした。
今回は、作業者も周りの人も必要な注意点。
①作業者と他の人は 15m以上離れて(子どもは特に近づけないよう注意、犬も)。
②作業者に用事のあるときは、正面から身振りで合図し、作業者は必ずエンジンを止めてから近づいて話をすること。
③エンジンの始動は、周りに人がいないところで、刃先に石などがないことを確認して。
④エンジンをかけたまま持って、運搬したり他の人に近づいたりは、絶対しない。
⑤草が巻きつくなどで回転が止まり、チェックする際、必ずエンジンを切る。草を除いた途端負荷がなくなり急回転し大ケガの例も。