中村 浩[平成29年(2017)05月31日発行会報第50号から]
現状
① 2015年にアズマネザサの開花が確認された。
② 2016年6月には、その年に伸びた芽(タケノコ)にも開花が観測された。
③ 日当たりの良い場所では、葛、カナムグラ等の蔓草でアズマネザサが覆い尽くされた。
④ 蔓草で覆われた場所では、枯れたアズマネザサ(3~5年経過)が多い、しかし2015、2016年に伸びた茎は径が細く丈も短いが枯れの兆候は見られない。
⑤ 落葉高木で囲まれた日当たりの悪い場所では、蔓草が殆んど見られずアズマネザサが生育している。但し、背丈、茎径は日当たりが良い場所の物と比べて1/2程度以下である。
協議の結果、今後のアズマネザサの手入れは次のように決まった。
① 枯れたアズマネザサは全て除去する
② 毎年5・6月頃に蔓草・セイタカアワダチソウ等を抜き取る。
③ 近隣住人・トラストの会員の皆様に「アズマネザサの手入れ作業」参加の呼びかけを行い人員の確保を図る。
2017年3月19日(日)に第1回 枯れたアズマネザサの除去作業をトラストの会員・近隣の方々9名の支援を受けて作業を実施。対象エリアの約2割が完了した。
5月6日には第2回目として2名の支援を得て、蔓草(カナムグラ、ヤブガラシ、葛、アケビ等)、セイタカアワダチソウの除去を行った。対象エリアの1割程完了。2~3週間すると除去した場所にも新たに蔓草セイタカアワダチソウが伸びてくるので、更に多くの人員を投入する必要がある。