副会長 長 澤 [平成19年(2007)12月31日発行会報第19号から]
西生田小学校3年生の平成 19 年秋の総合的学習として、麻生市民健康の森で体験学習が行われることとなり、麻生多摩美の森の会が中心となって協力し、下記のように実施されました。
3年生 176 人が楽しく学習するために、大きく2分割し、それをまた2分割して、各テーマを学習する方式としました。
○実施日時;9月 27 日(木)、28 日(金)
9時 45 分~11 時 45 分
○学習内容;そばの学習 市民健康の森
むぎの学習 小学校家庭科室
1.そばの学習
「そば処 檪」の広場に集合し、
①プロのそば打ちを見学したあと、各班交代で玄そば挽き~そば切りまでを見学した。
②そばの畑で、鎌を使いそば刈りを行った。
③そばの実を収穫し、すり鉢とすりこ木で実を砕き、粉、胚芽、そば殻を篩い分けた。
④最後に「そば茶」を試飲した。
そば打ち見学で、大きな包丁によるそば切りに感激。畑では恐る恐る鎌を使用。黒く三角のそばの実やそば殻について納得し、そば茶の香ばしさや美味しさに感動した。
2.麦の学習
健康の森の畑で収穫した麦を持参し、
①3 種類の麦の名前当てクイズを行った。
②3 種類の麦・・・小麦、大麦(六条大麦)、ビール麦(2条大麦)の用途を学習。麦わらでストローを作った。
③大麦を、フライパンで炒って麦茶作り。
④自分達で作った麦茶を、麦わらストローで楽しく試飲した。
名当てクイズでは、大麦と小麦を間違え、正解発表に歓声が上がる。麦わらがうまくちぎれず、ストロー作りに苦労した。大麦炒りでは、煙がもうもうとして目が痛く暑さにグッタリしたものの、麦わらストローでの麦茶試飲は、満足満足でした。
昨年同様、会員のほか多摩美みどりの会のお母さん方など 12 名のサポーターの協力と多数の父兄の参加により、生徒に事故もなく終了できました。後日、生徒たちよりお礼のお便りが届きました。紙面の関係で一部を紹介します。
●教えていただいた皆様へ
1.私は、そばについて教えてもらって、そばのことがよくわかりました。私は家に帰って、これはこうで、あれはああでといって家ぞくに教えました。そば茶もおいしかったし、ゲンソバも見てこんな形なんだといろいろ知りました。教えてくれてありがとうございました。よういするのにたいへんでしたよね?なのにわざわざありがとうございました。(K・Nくん)
2.家でお店で買ったパッケージをあけてみるとまっ黒でした。わたしは、お店の麦茶より自分で作った麦茶が一番好きです。麦のストローは、すうと森に行ったような味がしました。つくっている時けむりがすごくて大変でした。フライパンがえしでくるくるまぜていたら“どばっ”とでてしまいました。まわりの人はふつうに持っていたのでびっくりしました。最後にみんなでのんだのはとってもおいしかったです。ありがとうございました。(M・Sさん)
3.ぼくは、はじめて大麦、小麦、ビール麦をしりました。ぼくの父、母に問題を出してみたら二人ともまちがえていました。麦をまぜる時もすごく楽しかったです。あと麦茶もすごくおいしかったです。ありがとうございました。(H・Nくん)