伊丹 伸行 [平成27年(2015)05月31日発行会報第44号から]
「鶯のお宿」のアズマネザサ(笹林)の茂みは夏になると葛やカナムグラなどのツル植物が繁茂し、網目状に覆いかぶさり、笹の立ち上がりを妨げ、笹の葉への陽光の差し込を 妨げ、冬になるとそれが枯れて見苦しい。
そこで、6年前から冬場に枯れたツル類を取り除く作業を行ってきた。方法は二つあり、一つは区画を決め、笹とツルのすべてを刈り 取る方法。もう一つはツルをこまめに取り除き、押しつぶされていた笹を立ち上がらせ、 間に詰まっている枯れた笹を取り除く方法である。ともに笹林に隙間をつくり、萌芽更新による再生を図るものである。
ところが夏が来ると残ったツルの根から新しいツルが伸びて、笹を再び覆ってしまう。最近はできた隙間にブタクサが生え、笹より早く成長して妨害してきている。
今年は、今までの作業で笹林に空隙が出来、入りやすくなってきたので、夏場にブタクサとツル類を刈り、冬場に除去するツル類の量を減らしてはどうかと考えている。何か他に名案があれば、提案いただきたい。