会報36-4 森づくりのこれから

 森づくり分科会 井上 正樹  [平成24年(2012)09月30日発行会報第36号から]

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カントリーヘッジづくり

本紙35号の中で、24年度の活動として③ 竹林(孟宗竹)の新設 「自前の孟宗竹林を西 斜面の一部に新設するべく計画をスタート する」としましたが、その後勝田政吾会員の提案により森づくり分科会にて検討し、孟宗竹は余りにも繁殖力が強く現在の生態系を 大幅に損なう恐れがあるので、竹林の新設は行わないとの結論に至りました。心配をお掛けしたこと、お詫びします。

次に西斜面の整備について報告します。 一昨年から始めた枯木の伐採、カントリーヘッジの設置も大方終了しました。ただ、細か く見るとまだ必要箇所が残っているので、引 き続き実施していきたいと思います。

次に北斜面の整備について報告します。 ここは平成13 年から3年にわたり植樹し、 その根付いた木と、元からあった木が樹高も伸びて、太陽の当らない部分も生じてきたので、間引きする樹木を決め、計画的に間伐、 下草刈りをしていきたいと思います。

次に南側、畑に向かう斜面について報告し ます。昨年より放置されていた枯木、枯れ草の片づけ・移動を行いました。さらに斜面の 雑草刈りを行い、かながわトラストみどり財団より配布予定の苗木(ヤマボウシ・ヤマツツジ)を植樹する予定です。


カントリーヘッジ(粗朶柵=そださく→Country Hedging)とは

自然の山に繁殖している木の枝を集めて柵を造り葉をためます。粗朶柵を造ることによって、生物の生息場所を確保したり、保水能力を向上させたり、土留めの効果が期待できます。

さらに専門的には・・・たとえば北陸粗朶業振興組合の「循環する資源」のページで。