赤尾 整史 [平成24年(2012)01月31日発行会報第34号から]
交流会に先立ち、11 月5日に開催されたプレイベントの「緑地探検隊」に参加しました。当日は天気にも恵まれ、多摩区から麻生区にかけて 10 ヶ所の緑地や公園を辿り歩き、地区の緑を守り育てる活動をしておられる団体の方々のお話を聞くことができました。歩いた経路は東生田自然遊歩道のルートにほぼ沿っており、以前この遊歩道を歩いている時に、周辺環境がきれいに整備されていると感じましたが、こうした緑の活動団体の方々が手入れをされておられたのだと察した次第です。
麻生区市民健康の森にも散策に来られる人がおられますが、我々の活動により、そうした方々が気持ちよく周囲の木々や草花を観察、休憩していただけているのではないかと若干自己満足しております。
11 月 20 日、交流会が開催されました。参加は 59 団体、パネル出展 52 団体、約 750 名が集い、大盛況でした。7区の市民健康の森は特別企画として一室を借りきり、「川崎市市民健康の森 10 年の歩み」の特別展を開催。各区とも森づくり当初と現在の風景を対比した写真を多数出展し、なかか見ごたえがあるものでした。
劇団飛行船のミニ劇場として「ロビンフッドの冒険」が上演され、子どもたちに大好評でした。
ミニサロンとして、5人の花の専門家、緑の研究者による講座が開催されました。とくにわれわれに関係がある講座として、川崎市公園緑地協会事務局長(元緑政部長)の村上豊比古氏が「10 年を迎えた市民健康の森が築いたものと今後の歩み」というテーマで講演され、市民健康の森の立ち上げには行政サイドも相当苦労されたこと、近隣の都府県を巻き込んだ三浦丘陵緑地構想(緑の回廊)についての話が印象に残りました。