会報29-2 今年度の分科会活動のポイント

各分科会担当幹事 [平成22年(2010)06月30日発行会報第29号から]

分科会の役割 総括 間野 洋

平成14年4月、当会設立時に4つの分科 会(森づくり、畑の管理、施設工作、動植物 調査)が設置されました。19年4月に広報 分科会が新たに設置され、20年4月には森 づくりと動植物調査を1分科会とし、現在は 4つの分科会となっています。 分科会の役割は、市民健康の森の管理にあ たっての基本理念である ①里山の自然環境 の保全と創造 ②健康とレクリエーションの 場つくり ③地域のコミュニティづくり、身 近な防災拠点 ④行政との協働作業による段 階的な成長 等に沿って管理計画を立て幹事 会にはかり、幹事会において総括、調整して 実際の活動に移すことです。 会員の皆様は何時でも、どの分科会にも 参加可能です(会則 第10条)。ご自分な りの御意見を出して、活動に是非参加いただ きたいと思います。

森づくり分科会 担当幹事 伊丹伸行

昨年に引き続き明治大学 M-Navi 里山ボラ ンティアを招請し、協力して笹の刈り込み、 他の作業を行う(5月8日実施済み、内容は 次頁の川嶋先生の報告書参照)。 昨年1月に実施した笹林(鶯のお宿)の刈 り込み後の萌芽更新状況を観察し、今後の管 理方針を適切にフォローしていきます。 場内に散在する枯れ木を伐採し、また不必 要な立木の枝を剪定します。 春の植物観察会は4月 25 日に実施した。秋 には他の公園での観察会を検討中です。

畑の管理分科会 担当幹事 中谷一郎

5月下旬、前からの念願であったアワ、ヒ エの種を入手し、初めての作付けを行いました。アワ、ヒエは東アジア、中央アジア原産 とされており、昔は米より主食だったと言わ れ、日本でも米より早くから栽培されていた そうです。成長すると高さは1~2mで形状 は米の稲穂と異なります。その穂が黄色に熟 し垂れ下がる様子を9月下旬の西生田小学校 3年生の総合学習で観察してもらいたいと思 います。大きく育つことを祈っています。 昨年の 11 月下旬に小麦、大麦、ビール麦を 播種し、6月に刈取り、ハザ掛け(物干し乾 燥)をしていますが、今年は昨年よりも多少 収穫量は良いと思われますが、脱穀が終わる まで予断は許されません。総合学習、植樹祭 &収穫祭等に例年同様利用したいと思います。

施設工作分科会 担当幹事 大塚伊四郎

ヤマユリの保護柵を更新します。 カブトムシのお宿の更新。孟宗竹を組み合 わせたお宿が朽ち始めたので、こもれびの会 よりいただいた竹材を加工し同様のお宿を作 り直します。 藤棚の下のベンチの更新。現在の丸太製の 椅子腐ってきているので、4脚全てを新しい 椅子にします。 排水路の整備。大雨時、遊歩道からコンク リート舗装の道路上を伝って流入する水を、 笹薮の谷に誘導して流し出すため、埋もれて いるU字溝を活用して排水路を作ります。

広報分科会 担当幹事 木村信夫

会報および年度活動報告書は例年どおり発 行予定です。 昨年秋より開始したホームページの作成は、 慣れないこともあり開設が遅れています。 近々開設出来るよう努力しておりますので、 もう少しお待ち下さい。