実行委員長 木村 信夫 [平成18年(2006)12月25日発行会報第15号から]
11 月19 日(日)は朝から小雨がぱらつく 天気のため、早めのプログラム進行を心が け、行事終了まで何とかもってくれたお陰で、130 人の参加という賑わいでした。
植樹祭では、アケビ、グミ、クワ、柿な ど小鳥が集まり、収穫も楽しみな実のなる 木を10 本ほど植え、子どもたちは自分の名 前を書いた札を記念として立てました。 そのあと、今年のテーマ「森の恵みでア ート」の作品づくりに挑戦しました。 ① ホウノキの葉とススキの穂でお面、 草花の色でカード、 ② 草の実探検とススキの穂のミミズク、 ③ ドングリごまや木の実ペンダント
指導は、元三重大学教授(美術教育)の 浜本昌宏さん、自然観察指導員の高橋英さ んを中心にして会員があたりました。
参加者は、風情と温かみある作品を仕上 げ、ドングリごま回しコンテストの優勝者 には、特大の焼き芋と木の実ペンダントメ ダルが贈られました。草の実探検では、ル ーペを持って野原を回り、タネに込められ た植物の様々な知恵に触れ、感動的なひと ときになりました。
続いて収穫祭は、高阪麻生区長の挨拶と 音頭で乾杯し、森の畑でとれたサツマイモ の焼き芋、里芋入り豚汁を楽しみました。
高橋英さんには、今年作成の「多摩美の 森周辺の四季の草花写真集」と前年の「木の写真集」2作を題材に、この里山の自然 の豊かさについてお話をいただきました。 最後に、アート作品の発表が行なわれ、森の素材でこんなに楽しめること、そのくらい多彩な生物が住める環境が育ち、きれい に整備された公園などにはない自然とのふ れあいの場ができていることを喜び、これ からも「森を育て楽しむ活動」を進めるこ とを確かめ合いました。
写真集の印刷・製本には昨年に続き、(株) リコー様より多大なご協力をいただきまし た。厚くお礼申し上げます。
多摩美みどりの会のお母さんたちの料理 は毎年好評ですが、さらに今年、多くの方々 にアート作品づくりで素晴らしいアイディ アと技を発揮していただきました。会員の 皆さんの森を楽しむ指導者としての力が高 まっていることを喜ぶとともに、そのご苦 労・ご支援に感謝し報告とします。
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