オーロラ天文台 小川 誠治 [平成23年(2011)09月30日発行会報第33号から]
8月6日(土)に麻生区市民健康の森で行われた、オーロラ天文台・渋谷星の会主催の「夏の星空を楽しむつどい」は曇天となり、残念ながら星がまったく見えませんでした。当日は35 名の方が参加されましたが、このイベントのことが紹介された読売・東京・神奈川の各新聞記事をご覧になって、足を運ばれた方も何組かいらっしゃいました。
このためやむを得ず、スタッフによる「望遠鏡解体ショー」を行いました。望遠鏡の仕組みをやさしく解説し、ひとりひとりに操作してもらい、鏡筒をはずして実際に持ってもらうものです(左下の写真)。最初は遠慮していた子供たちも、実際に望遠鏡を持ってみると「重かった」とか「面白い」の感想を話していました。また、「いいんですか?」と大人の方も参加、「望遠鏡なんて初めて持ったわよ」と笑いながら喜ぶ女性もいました。
この後、小川がアラスカで撮影したオーロラの動画や写真を使って「オーロラの話」をしました。これまで科学館やこども文化センターなどの講演に使用した小学生バージョンのパワーポイントをもとに製作し説明しましたが、受けたのは大人ばかりで(笑い)、小さいお子さんは飽きてしまったようです。
20 時 30 分ころ残念ながら解散しました。望遠鏡を片づけ始めたところ、「おぼろ月」が少し見えたので、残っていた森の会の皆様にも見ていただきました。
このイベントの最大の特長は、地元の皆様の全面的な支援をいただいていることです。ご挨拶をいただい麻生多摩美の森の会の間野会長さん、オーロラ天文台がある若葉町会の松澤会長さん、川崎・多摩美の山トラストの会の岡村さん、そして広報にいつもご協力いただいている多摩美の各町内会の皆様、本当に有難うございました。次回は来年2月頃、真冬の星空を見る会を企画しますので、どうぞよろしくお願いいたします。