会報33-3 ようこそ!森の中のアトリエへ

川崎・多摩美の山トラストの会 須田和順 [平成23年(2011)09月30日発行会報第33号から]

多摩美の山をもっと身近に、山と一体とな って、山を楽しむ。そんな空間を、夏休みの子どもたちに提供できないかと、川崎・多摩美 の山トラストの会では、7月 31 日、麻生多摩 美の森を会場に「みどりの作品づくり」の催 しを開催しました。

当日は朝から小雨のぱらつく空だったの で、会場にキャンプ用のオープンテント2張 りを設置。樹間にロープを張ってシートを使 った即席の広いオープン教室も作りました。

悪天候にもかかわらず、参加予約の人たち はキャンセルなし! 色とりどりの傘が、雨に 濡れ輝く木々の間に現われ、スタッフの不安 は、笑顔に変わりました。

作品づくりのメニューは次のとおり。

img1108◆小鳥のブローチづくり(指導:木鳥焼絵の会 山本稔さんとその仲間)

◆シュロの葉細工、バッタづくりなど(指導:黒田南海雄さん)

◆色鉛筆ブロ ーチづくり (指導:当会 岡村克彦)

◆押し花の額 づくり(指 導:当会 中尾和代)

◆藤棚の下では、麻生多摩美の森の会の間野 洋さんが竹トンボづくりを始めました。

あちらこちらで、笑い声と「うわぁ~」の 声。暑さも心配したけれど、適度に涼しく、 輝く多摩美の山がしっとりと美しい。気がつ けば雨も上がり、子どもたちが竹トンボを追 っかけて走り回る。森を感じる。森に遊ぶ。 太陽もよいけれど、雨も素敵。さまざまな素 敵を与えてくれる森に、笑顔で感謝できる催 しをこれからも開催したいと思う 1 日でした。

援助いただいている麻生多摩美の森の会の 皆様には、「いつもありがとうございます!」 。 なお、今回、川崎市教育委員会の後援を受け、 西生田小学校にもご協力いただきました。